新規顧客を1人獲得するために必要な総コストです。
Customer Acquisition Costの略です。広告費だけでなく、営業人件費、制作費、ツール費などを含めて見る場合があります。LTVと比較して投資が回収できるか判断します。
Formula
CAC = 顧客獲得コスト ÷ 新規顧客数
Example
月の獲得コストが100万円で新規顧客20社ならCACは5万円です。
表示された回数のうち、クリックされた割合です。
Click Through Rateの略です。広告、検索結果、メール、CTAなどで使います。CTRが低い場合は、タイトル、広告文、画像、掲載位置、検索意図とのズレを確認します。
Formula
CTR = クリック数 ÷ 表示回数 × 100
Example
検索結果で1,000回表示され、50回クリックされた場合、CTRは5%です。
問い合わせ、購入、資料請求など、成果として設定する行動です。
Conversionの略です。何をCVにするかは事業によって異なります。BtoBでは資料請求や商談予約、ECでは購入、メディアでは会員登録などが代表例です。
Example
SEO記事からホワイトペーパーをダウンロードした数をCVとして計測する。
訪問やクリックのうち、成果に至った割合です。
Conversion Rateの略です。LP、フォーム、広告、SEO記事などの改善で頻繁に使います。分母をセッションにするのかクリックにするのかで数値が変わるため、レポートでは条件を明記します。
Formula
CVR = CV数 ÷ 訪問数またはクリック数 × 100
Example
LP訪問1,000件から問い合わせ20件ならCVRは2%です。
Google Analytics 4の略で、サイトやアプリの行動を分析するツールです。
イベント、キーイベント、流入元、ページ、ユーザー行動などを確認できます。CVだけでなく、回遊や離脱も見て施策改善に使います。
Example
記事からCTAクリック、フォーム到達、問い合わせ完了までの流れを確認する。
サイトのアクセス計測タグや広告タグを、コード編集なしで一元管理できるGoogleの無料ツールです。
Google Tag Managerの略です。GA4や広告のコンバージョンタグなどを、HTMLを毎回書き換えずに管理画面から追加・編集・公開できます。トリガーで発火条件、変数で渡す値を設定し、計測の実装をマーケター主導で進めやすくします。タグを置く器であり、データ分析を行うGA4とは役割が異なります。
Example
GTMで問い合わせ完了ページの表示をトリガーにGA4のCVイベントと広告タグを同時に発火させる。
事業や施策で最終的に達成したいゴールを表す指標です。
Key Goal Indicatorの略です。売上、利益、契約数、継続率など、最終成果として追う数字を設定します。KPIはこのKGIを達成するための途中指標です。
Example
月間売上1,000万円、年間契約数120件、解約率3%未満など。
KGI達成に向けて途中で追う重要指標です。
Key Performance Indicatorの略です。問い合わせ数、CVR、商談化率、受注率、CPAなど、改善行動につながる数字を設定します。多すぎると判断が鈍るため、施策ごとに重要な数値へ絞ることが大切です。
Example
問い合わせ獲得が目的なら、記事流入数、CTAクリック率、フォーム完了率をKPIにする。
顧客が一定期間にもたらす累計価値です。
Life Time Valueの略です。広告投資、リピート施策、アップセル、解約防止の判断に使います。売上ベースか粗利ベースかで判断が変わるため、社内で定義をそろえます。
Formula
LTV = 平均購入単価 × 購入頻度 × 継続期間
Example
月額1万円のサービスを平均12カ月継続する場合、売上ベースのLTVは12万円です。
複数のデータを接続し、無料でレポートを作成・共有できるGoogleの可視化ツールです。
旧称はGoogleデータポータル(Google Data Studio)です。GA4、Google広告、Search Console、スプレッドシートなどを接続し、表やグラフを並べたレポートを作成・共有できます。データを集計する分析基盤というより、既存データを可視化して定点観測する役割が中心です。
Example
GA4とSearch Consoleを接続し、流入数・CVR・検索順位を1画面にまとめた週次レポートを自動更新で共有する。
顧客が他者にすすめたいと思う度合いを測る指標です。
Net Promoter Scoreの略です。顧客ロイヤルティや紹介可能性を把握するために使います。数値だけでなく、理由コメントを改善に活かします。
Formula
NPS = 推奨者の割合 - 批判者の割合
Example
「このサービスを知人にすすめる可能性はどれくらいですか」と質問する。
既存顧客から得られる収益が一定期間で増減も含めどれだけ維持されたかを示す指標です。
NRRはNet Revenue Retention(売上維持率・売上継続率)の略で、期首の既存顧客に対し、アップセルやクロスセルによる拡大と、解約・ダウングレードによる縮小を加味した収益維持の割合を測ります。新規顧客の収益は含めず、既存基盤の健全性を評価する点が特徴です。100%を超えれば新規獲得なしでも成長する状態を意味し、SaaSやサブスクリプション事業で重視されます。
Formula
NRR = (期首MRR+拡大MRR−解約・縮小MRR) ÷ 期首MRR × 100
Example
期首MRR100万円が拡大20万円・解約10万円となった場合、NRRは110%となり既存顧客だけで成長している状態を示す。
最終購入日・購入頻度・購入金額の3つの軸で顧客をグループ分けし、優良層や離反層を見極める分析手法です。
Recency(最終購入日)、Frequency(購入頻度)、Monetary(購入金額)の頭文字をとった呼称です。各指標をランク付けして顧客をグループ分けし、優良顧客や離反しそうな層を見極めます。ECや小売の顧客管理で使われ、施策の優先順位づけやセグメント別の打ち手の設計に役立ちます。
Example
直近購入が古く頻度・金額が高い層を離反予備軍とみなし、再来店を促すクーポンを配信する。
投資に対してどれだけ利益が出たかを見る指標です。
Return On Investmentの略です。広告費、制作費、人件費などの投資に対して、利益がどれだけ戻ったかを確認します。ROASが売上を見るのに対し、ROIは利益を見ます。
Formula
ROI = 利益 ÷ 投資額 × 100
Example
施策投資100万円で利益150万円ならROIは150%です。
流入元やキャンペーンを分析するためにURLへ付ける識別情報です。
utm_source、utm_medium、utm_campaignなどを使います。メール、SNS、広告、QRコードなどの効果測定で役立ちます。
Example
メルマガ内リンクにUTMを付け、GA4で流入とCVを確認する。
コンバージョンに至るまでの各接点の貢献度を割り当て、成果への寄与を評価する考え方です。
Attribution(貢献度の割り当て)の意味です。顧客は広告、検索、SNS、メールなど複数の接点を経て成果に至るため、最後のクリックだけでなく各接点の役割を評価します。配分ルールにはラストクリック、ファーストクリック、線形、データドリブンなどがあり、選んだモデルによって各チャネルの評価が変わります。
Example
ある購入を、最初に流入したSEO記事に40%、間のメールに20%、最後のリスティング広告に40%と配分して貢献を測る。
同じ条件のユーザー群を追跡し、行動や継続率を比較する分析です。
登録月、初回購入月、流入チャネルなどでグループを分け、継続率やLTVの違いを見ます。サブスクやECでよく使います。
Example
広告経由で獲得した顧客とSEO経由の顧客で3カ月後の継続率を比較する。
購入や問い合わせなど、成果として設定した行動の発生をデータとして記録し計測する仕組みです。
Conversion Trackingの略です。広告タグや解析ツールにCVポイントを設定し、どの流入や施策が成果につながったかを数値で把握します。正確な計測はCVRやCPAの算出、予算配分の判断の土台になります。誰がCVしたかを追う点で、流入全体の傾向を見るアクセス解析とは目的が異なります。
Example
GTMで問い合わせ完了ページの表示をCVとして登録し、広告経由の成果件数を計測する。
閲覧中のサイトとは別のドメインが発行し、サイトをまたいでユーザーを追跡するCookieです。
Third-party Cookieの意味で、広告配信などの外部事業者がブラウザに保存する識別情報を指します。複数サイトをまたいだ行動の把握を可能にし、リターゲティングやコンバージョン計測の基盤とされてきました。SafariやFirefoxは既定で制限し、Chromeも段階的に対応を進めましたが、2026年時点では一律廃止を撤回し、ユーザーが許可・拒否を選ぶ方式へ転換しています。プライバシー保護の流れから、依存度を下げる動きが続きます。
Example
他社サイトで見た商品の広告が別サイトで表示されるリターゲティングは、サードパーティCookieによる追跡が前提となっている。
顧客が自身の意思で能動的にブランドへ提供する、嗜好や関心・購入意向などのデータを指す。
Zero-Party Dataの訳で、米調査会社Forrester Researchが提唱した概念。アンケートや診断、設定画面などを通じて顧客が明示的に申告した嗜好・関心・属性・購入意向を指す。行動の観察や推測から得る一次データ(ファーストパーティデータ)の一部とも整理されるが、推測を伴わず本人が自発的に申告した点が異なる。クッキー規制が進む2026年において、同意済みで精度の高い個別最適化の基盤として重視される。
Example
会員登録時の好み診断で「興味ジャンル」を5問質問し、回答を基に配信メールの内容を出し分ける。
解約や離脱を意味する言葉です。
サブスクやSaaSでは解約率として重要な指標です。新規獲得だけでなく、継続率を改善することでLTVが上がります。
Formula
チャーン率 = 解約数 ÷ 期間開始時の顧客数 × 100
Example
月初顧客100社のうち5社が解約した場合、月次チャーン率は5%です。
Webページ上のクリックや読了位置などのユーザー行動を、色の濃淡で可視化する分析手法です。
クリックされた箇所、マウスの動き、どこまで読まれたか(到達率)などを赤や青の濃淡で表現します。代表的にはクリックヒートマップ、スクロールヒートマップ、アテンションヒートマップがあります。数値データだけでは見えにくい「ページのどこで離脱したか」「何が押されているか」を直感的に把握でき、LPやフォームの改善仮説づくりに使います。
Example
スクロールヒートマップで主要CTA手前の到達率が30%まで落ちると分かり、CTAを上部へ移動させた。
認知から購入までの顧客行動を段階で表した考え方です。
認知、興味、比較、問い合わせ、購入、継続などに分けて、どこで離脱しているかを確認します。改善優先度を決めるために使います。
Example
記事閲覧、CTAクリック、フォーム到達、フォーム完了のどこで落ちているかを見る。
企業が自社サイトや会員登録などの顧客接点を通じ、第三者を介さず直接収集した一次データのことです。
First-party data(一次データ)は、自社サイトの行動履歴・会員情報・購買データ・アプリ利用ログ・アンケート回答など、自社のタッチポイントで直接取得したデータを指す。第三者から購入するサードパーティデータと異なり、精度が高く自社で完全にコントロールできる。サードパーティクッキーの廃止が進んだ現在、ターゲティングや顧客理解の基盤として重要性が高い。顧客が自発的に提供するゼロパーティデータとは収集経路の点で区別される。
Example
会員登録時の属性と購買履歴を統合し、過去90日の閲覧傾向からセグメント別にメールを出し分ける。
顧客が順調に継続利用しているか、解約しそうかを利用状況から数値化して表す指標です。
Health Scoreの略さない呼び名で、SaaSやサブスクのカスタマーサクセスで使います。ログイン頻度、機能の利用状況、サポート問い合わせ、契約期間などを点数化し、重み付けして合算します。NPSが顧客の感情を測るのに対し、ヘルススコアは行動データから継続見込みを推定し、解約防止やアップセルの優先順位付けに役立てます。
Example
ログイン頻度と主要機能の利用率が下がった顧客をスコア低下として検知し、活用支援の連絡を入れる。
広告や販促などの施策が売上にどれだけ貢献したかを、統計モデルで推定する手法です。
Marketing Mix Modelingの略で、売上を目的変数、各施策の出稿量や外部要因を説明変数とする回帰分析で、施策ごとの貢献度やROIを推定します。個人を追跡するアトリビューション分析と異なり、集計データを使うためCookie規制の影響を受けにくく、オフライン施策も含めて横断評価できます。Cookieレス時代の予算最適化手法として再注目されています。
Example
テレビ、Web広告、SNSの出稿額と売上の関係をモデル化し、各チャネルの貢献度を比較して翌期の予算配分を決める。
顧客に継続利用・再購入してもらうための考え方です。
継続率、再購入率、利用頻度、オンボーディング、サポート、メール配信などに関係します。LTV改善の中心になります。
Example
購入後に使い方案内メールを送り、再購入率を高める。
顧客が離脱しないように利用価値や支援を高める活動です。
オンボーディング、利用促進メール、サポート、活用事例、ヘルススコア管理などがあります。新規獲得と同じくらい重要です。
Example
利用頻度が下がった顧客に活用相談メールを送る。